2012年11月24日土曜日

食の終焉=The end of food.


 怖ろしい本を読んでしまった。
 片足を棺桶に突っ込んでいるような年寄りが、いくら心配しても仕方がないが。

2012年9月2日日曜日

中国、大連のコールセンター

 パソコンを買い換えました。
 ネット経由、DELLのノートです。

 注文後、2週間ほどで、香港から届きます。
 BlueTooth のマウスの使い方が、良くわからないので、0120 に電話すると、応対してくれる人の日本語が少々、おかしい。
「失礼ですが、お名前は?」と聞くと、パクとか。
 てっきり、日本に来ている韓国人の方かな?と思っていた。
「いま、どちらから?」との問に、「大連からです。 中国人です。」に、ビックリ。

 僕は、見てないのですが、若い友人が深夜テレビの番組で、大連のコールセンターのことをやっていたと、話してくれました。
 今、大連は、大規模なコールセンターが設置され、活況を呈しているとか。
 そこで、働く若い日本人労働者たち。

 大学や、大学院を卒業したが、職のない日本の若者たちが職を求めて、ここで、働いている。
 給料は、およそ、10万程度だとか。 でも、その分、物価が安いので、なんとか暮らしていける。
 日本で、無職をやっているより、マシかもしれないが、さみしいハナシ。
 せめて、その間、中国語でもマスターして、次のステップの備えられれば、いいのだが。
 この人達は、もっぱら、日本からの問い合わせの応対に、使われるらしく、一日中、喋っている言葉は、日本語で、キャリアアップの足しにならない。

 日本企業、韓国、中国、台湾に、やられ、日本の職は、ますます、なくなり、日本の若者の生きる道は、出稼ぎしかないのか?

2012年9月1日土曜日

10年後の日本を担うきみたちへ

  今日(9月1日)、「第9回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム」が、相模大野のグリーンホールで、開催され 、JAXAの川口淳一郎氏の基調講演を聞いてきました。


 プレゼンの方法、ユーモアたっぷりに話される説得力のある内容、素晴らしかったです。

 イノベーションなくして、日本の未来はない。
 学校での学習を一生懸命に努めたらノーベル賞はとれるか?
 それなりに、偉大な凡人になるだけ。 必要なのは、偉大なる変人。

 今の日本の学校、「勉強=沢山憶えること」って勘違いして、勉強のし過ぎじゃないでしょうかね?
 学校へ行って、how ばっかり習っているから、作れるものは、作れても、世の中に無いものは作れない。 what が大切。 
 だから、作る技術はあっても、iPad みたなものにやられちゃう。

「3日坊主たれ」=2日も頑張ったのだから、それで、十分。=また別の方法を考えて、また、3日坊主を、やればいい。
「沢山本を読んで、為になる、役立つページが、1ページでもあれば、良い本」
 など、示唆に富んだお話もあり、とても面白かったです。

 以上、僕の勝手なコメント(考え)まで、入れて書いちゃいました。



2012年7月28日土曜日

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説

 
 もはや、ビジネスには、無縁の僕ですが、面白かったです。
 とい云うか、個人的な処世の書として、読んでも、示唆にに富んでいると思います。


 
 著者は、靴の通販を手がける会社の社長さん。
 会社経営の基本方針を、10項目にまとめ、それを忠実に実行して行くのですが、利益最優先のせちがらい、この市場社会で、こんな綺麗ごと、マジかいな?」思われる項目が、いっぱい。
  ・コミュニケーションにより、オープンで、誠実な人間関係を築く。
  ・謙虚であれ。
  ・・・・・ 


  これで、立派に成長、アマゾンを震撼させた」とある。
  結局は、アマゾンの子会社になっちゃたけど、経営方針は変えないと云う条件で。


 「あなたの人生のゴールは、何ですか?」 いろいろあるが、結局は、「幸せ」。
 「サイエンス・オブ・ハピネス」を勉強した結果、「幸せを届ける会社」を企業ブランドとする」だそうです。 


 幸福感の3つのタイプ。 快感、情熱、崇高な目的。 この順に、幸福感は、長続きするとか。 


 著者のトニー・シェイは、中国系アメリカ人。
  こう云う人が、起業家の中に、居るってことが、アメリカの強み。
  しかも、この人のルーツ、10億を超える人口を擁する中国は、急速に力をつけてきた隣国。 この手の頭のいい人が、沢山いるかと思うと、脅威ですね。
  資本主義社会の、グローバル・スタンダードに、唯々諾々と、追従するだけでなく、我が国からも、革新的な考え方をする起業家がでて欲しいです。


  最近、読んだ中の、お勧め本です。

2012年6月14日木曜日

「はやぶさ」式思考法

 おがちゃんブログ、この人と、ツーショットの写真、羨ましいですね。


 ちょうど、この本を読み終えたところです。
 いろいろと書いてありますが、注目すべきは、教育についての提言です。

22章、「製造業の宿命」を乗り越えよう。
 明治の開国いらい、均質によく教育された人材をそろえて、欧米に追いつけ追い越せで、大成功をおさめてきた。
 この高度成長は、日本の工業化教育の成果ではあるが、欠陥のない製品を効率よく製造する、それに励んでいれば、大丈夫という思い込み=「物作り神話」に陥ってしまっている。

 ここへ、きて、韓国、台湾、中国の追い上げが、凄まじく、日本の競争力は失われてきている。=ある程度教育された均質人材を揃えた競争なら、人件費が安く、人口の多い方が勝ち。

 日本が「「製造業の宿命」を乗り越え」発展を続けるには、イノーベーションしかない。
 イノーベーションは、地道な積み上げの上に育つものではない。


23章、教育の時代から研究の時代へ。
 イノーベーションを引き出すに、必要なのは、インスピレーション。
 均質化教育をやめて、「変人」を許容する社会にする必要がある。
 明治以来の成功体験の刷り込まれた現世代の頭の切り替えは、かなり難しい。

 教育制度の改変は、以外に早々と効果をあげそうに思えます。」とあります。
 ともかく、次世代を、「think different!」(=アップルの広告ですが)ができる社会に。

 以上、僕の考えも多少入ってますが、紹介してみました。

 ここまで、書いてきて、我が、「わらころ」を眺めるに、次世代社会の模範みたいな組織ですね。 つまり、わらころ精神=自分で責任を取る限り、何をやっても自由である。何の束縛もない。
 最後は、わらころ」礼賛になってしまいました(笑)。
 

2012年5月19日土曜日

赤毛のアン

 相模大野のグリーンホールで、劇団四季のミュージカル「赤毛のアン」をみてきました。
 本で読むのと、また違って、楽しかったです。
 クラッシクの音楽会などのグリーンホールは、ジジババで、いっぱいですが、今日はさすがに、若い人が多く、子供さんも沢山きていました。


 最近の若い子は、このての踊りが上手ですね。

 伊勢丹の地下の駐車場に車をとめて、ついでに買い物をしながらの観劇、家からも近く、気軽でいいです。
 年取ったら(もう十分としとってるけど)、もっぱら、グリーンホールを愛用するこにしました。




2012年5月15日火曜日

久しぶりの孫バカ報告

 5月の連休に、孫2人が、久しぶりに、来宅しました。
 孫(その1)は、その3日前から、泊まりがけ。



 この夏で、その1=8才に、その2=3才になります。
 十分に餌をもらっているようで、ズンズン大きくなってきます。
 お姉ちゃんの方は、歯も生え替わり、立派な永久歯が、妹の方は、立派な乳歯が。


 それにひきかえ、久ぶりに会った、この爺さんは、歯が抜け落ちていくわ、やせ細っていくわ、身長も、先日の入院で、身長検査=最盛期より、1.5cm縮んでいる=ビックリしましたね。
 まぁ、仕方がない、これを世代交代って云うのでしょう。


 相模原で、ジジババにかしずかれて、お姫さまのような3日を過ごした、孫(その1),東京に帰宅するにあったて、「あぁ、明日から、また、普通の生活か!」と大人のようなセリフを残していきました。

2012年5月2日水曜日

地震予知はやっても無駄

橘玲著「大震災の後で、人生について、語るということ」講談社
 渥美公秀監修「地震イツモノート」木楽會
 渥美公秀監修「親子のための地震イツモノート」ポプラ社
 防災ガイドブック「大地震! わが家わがまちを守るために」相模原市消防本部防災課

地震に関する本やパンフレットを4冊ばかり読んでみました。
  1冊目の橘さんの本は、地震にあまり関係ない本ですが、そこに「地震予知はやっても無駄」がでてます。
 「無駄」の論拠は、この本を読んで頂くとして、彼の他の本も読んでみましたが、建前論でなく、割とはっきりと本音が書く人なので、僕も、「地震予知」技術の現状は、この程度のレベルだろうと、うなずけます

2,3冊目の「地震イツモノート」は、阪神・淡路大震災の被災者からの聞き取り調査から生まれた本。
 地震が起きたら、「ガスを止め、電気のブレーカを落とし、ドアーは少し開ける」が理想的行動なのだが、実際は、何もできず、その場に立ちすくむだけ、あるいは、へたり込む」が現実。
 と云うことは、「地震の瞬間は、もう何もできない」と考えるところから対策を始めるのが現実的。
 揺れた瞬間、何かをする防災ではなく、何もしない防災。 そんな考え方の防災が必要ではないかとあります。

 日本で、地震のあった年を書き記していくと、それこそ、毎年途切れることなく続きます。  ですから、日本に住む限り、地震が起きる可能性。 それは「もしも」ではなく、「いつも」あるのです。
 だだのアンラッキー、きてくほしくないもの。 そして具体的な防災についての情報からは、怖いから目をそらす。 そう云うことは、起こらないとの想定をする。」のではなく、
 イツデモ、起こる、つまり、「地震イツモノート」って、本です。

4冊目は、市がだしているパンフレット。
 相模原市に影響のある地震として、東海地震、南関東地震、南関東地域直下の地震とあります。
 相模原直下で発生したら、震度6以上。

 この場合、我々の周辺で、一体どんなことがおこるのでしょうね。

 3,11の時、うちのカミさん、中央林間の本屋さんにいました。
 その瞬間、平積みの本が、横に飛んだそうです。

 震度7ともなると、食器棚から、お皿が落ちるなんてものじゃなく、お皿が横に飛ぶとか、聞きますね。 縦型のピアノ(300kg)が倒れるのは、勿論、グランドピアノが跳ねたとか。

 もっと、いろいろと、考えておかないと、いけないことが沢山ありそうですね。

 何方か、物理、数学に強い方、震度6~7の時、我々の身の周りで、どんな事が起こるのか計算、シミュレーションをし、それを映像化できませんかね?

2012年3月29日木曜日

関東大震災

 1923年の「関東大震災」とは、東京下町の直下地震であり、相模原は少し距離もあり、大したことなかったのかな」との認識で長い間、呑気に過ごしてきました。
 ところが、震源域は相模湾、最激震地は、神奈川県。 東京の揺れは、これより弱かった。 皆さん知ってました?
 小田原から鎌倉にかけての湘南海岸沿いの町村は、津波の襲来も含めて、甚大な被害を受けてます。
 相模原は少し内陸部ですが、この頃そんなに多くの人が住んでおらず、記述らしきものはなく被害の程は、この本ではよくわかりません。


 震源域に近い大都市横浜も壊滅的被害ですが、人口密集地帯の東京では、本所被服廠跡で3万8千人の死者をだすなど、地獄絵さながら。
 地震に、続いて起こった大火災が人的被害を甚大なものにしました。 関東大震災と同規模の安政の地震(1955=関東大震災の68年前)でも、大火が発生している。 この時発火したのは66ヶ所、関東大震災の88ヶ所と大差はないが、焼失面積たるや、関東大震災の方が、19倍も多い。

 江戸時代に比べ、大正時代の方が、消防能力は、優れていたのだが、地震によって、水道管が寸断され、消防能力は、無に帰し、家屋の密集度も増しており、結局燃えるにまかせたのが実情のようです。
 何万坪もある本所被服廠跡でしたが、そこに家財道具を大八車に積んで、何万にもの人が集まったところへ、周囲から迫った火炎が、家財道具に引火、4万人もの人が逃げ惑い、折り重なるように倒れ焼死の大惨事となった。 また、家財道具を積んだ大八車が道を塞ぎ、消防隊の移動を妨げたようです。

 家屋倒壊など地震による直接的な被害もさることながら、火災その他、2次災害に対して、十分な配慮、備えをしておくことが、いかに大切かを教訓として教えてくれてます。

 大正時代の大八車に相当するのは、平成では、あまねく普及した車です。 しかも、悪いことに、引火性の強いガソリンを積んでますね。
 非常事態に車で避難しようとする人も現れるでしょうから、車が道を塞ぎ、2次災害の要因になり得ますね。 

 あれから、90年になろうとしてます。 今、関東大震災が再来したら、相模原はどうなるか? いや、自分の住んでいる数キロ四方で、どう云うことが起こるのか? 気になりませんか?

 たまたま、自治会の防災リーダなる役目が回ってきましたので、自治会役員の人に、質問してみました。
「毎年、防災リーダ会議や、防災訓練がありますが、実際に災害が起こった時、我が自治会の地区では、どのような事態になることを想定されておられますでしょうか?」
「例えば、一時避難場所の小学校までの避難ルートに、我家の前の狭い道路を指定しておられますが、ここに何百人も人が集中すると、どうなるか?」

 「想定外」と云う言葉がありますが、我が自治会では、どうやら想定さえしていなようでした。
 防災リーダは、我が班の10世帯の何十人かの人間を、一時避難場所の小学校まで、うまく誘導するのが役目とか。
 この地区の人口が、約4万人、これが、あの小学校の校庭に押しかけたら、本所被服廠跡以上のことが起こりそう!
 あな、恐ろしや! くわばら、桑原!!
 

2012年3月18日日曜日

iPadで、将棋の本を読む

  いろいろな本が、電子書籍になってきてますが、将棋の本をiPadで、読んでみました。
 紙の本に比べて、何が嬉しいかと云いますとですね。

 将棋の本の中身は、下図のように、ある局面とそこからの、駒の進め方(棋譜)が載ってます。


 棋譜をさっと眺めただけで、駒の動きをイメージできるのは、プロ棋士ならともかく、アマチュアの人なら高段者でないとできない。
 僕なんか、将棋盤を出してきて、実際に駒を並べてみて、はじめて、なるほど!」と納得するレベル。
 将棋の本も、何冊か買ったが、読むのに駒を毎回、ならべるのも面倒くさく、結局、最初の数ページ読んでは、投げ出すだけ終わってました。

 ところがですね。 電子化された将棋本は、様子が違うのです。
 この図の右下をタップすると、1手づつ、駒が進むんです。(図の上で!)
 左下をタップすると、1手、づつ、手がもどります。

 これは、凄い! ベッドに、寝っ転がったまま、動きのある将棋の本が、読めるではないですか!
 電子化された将棋本を何冊か買って、ベッドの中で、マジメに読めば、きっと有段者になれる。」って思っているんですが、はたして、どうでしょうか??????????

2012年1月25日水曜日

暇と退屈の倫理学

 新聞広告で、この本のタイトルを目にして、気になったものですから買ってきました。
 小人にして、暇人を自認してます自分としては、不善をなしてもいけませんので。
 本屋さんで、ちょっと見渡しても見つからないので、店員さんに頼むと、案内された本棚は、なんと哲学書の棚。
 「へ~え、これ哲学書かぁ~?」、哲学書=睡眠剤と心得ている僕、一瞬ためらいましたが、まぁ、いいかと買い求めてきました。


 350ページを超える、しかも一応哲学書でもあるし、これを陽のあたる窓際の椅子にすわって、半分居眠りしながら読んでますので、なかなか読了しません。
 内容も相当、暇な話が多いです。 岩の上で、日向ぼっこをしているトカゲの話とか。
 途中、B.ラッセル「幸福論」や、ニーチェ、ハイデッカーなど、高名な哲学者の文が引用されているので、ちょっとそっちをのぞいたり。
 また、インターネットで、「退屈のすすめ」と云うタイトルのブログにであったり。

 結論は、でないにせよ、僕は暇人、暇人であることに少々、ひけめ、うしろめたさを抱いてましたが、高名な哲学者も相当に暇そうだし。
 昔読んだ、河合隼雄が女優の誰かさんと対談で、「年寄りはブラブラしていていいんだよ。」、それを聞いた女優の旦那が非常に喜んで「河合先生からお墨付きを頂いた=これで、俺も安心してブラブラできる」と云ったとか。
 それを聞いた、河合先生「本当は、若い連中もブラブラでいいのだ。=でもそう云ちゃまずいからね!」

月収500万円の不登校・中学生youtuber

 この「キメラゴン」と称する15才の不登校を売りにする中学生youtuber がネットで話題になってます。  目を剥くような高収入もさることながら、youtube に本人が出てきて、立て板に水を流すように喋る、その学校批判も、なかなかのものです。  この勉強に何の意味がある...