橘玲著「大震災の後で、人生について、語るということ」講談社
渥美公秀監修「地震イツモノート」木楽會
渥美公秀監修「親子のための地震イツモノート」ポプラ社
防災ガイドブック「大地震! わが家わがまちを守るために」相模原市消防本部防災課
地震に関する本やパンフレットを4冊ばかり読んでみました。
1冊目の橘さんの本は、地震にあまり関係ない本ですが、そこに「地震予知はやっても無駄」がでてます。
「無駄」の論拠は、この本を読んで頂くとして、彼の他の本も読んでみましたが、建前論でなく、割とはっきりと本音が書く人なので、僕も、「地震予知」技術の現状は、この程度のレベルだろうと、うなずけます。
2,3冊目の「地震イツモノート」は、阪神・淡路大震災の被災者からの聞き取り調査から生まれた本。
地震が起きたら、「ガスを止め、電気のブレーカを落とし、ドアーは少し開ける」が理想的行動なのだが、実際は、何もできず、その場に立ちすくむだけ、あるいは、へたり込む」が現実。
と云うことは、「地震の瞬間は、もう何もできない」と考えるところから対策を始めるのが現実的。
揺れた瞬間、何かをする防災ではなく、何もしない防災。 そんな考え方の防災が必要ではないかとあります。
日本で、地震のあった年を書き記していくと、それこそ、毎年途切れることなく続きます。 ですから、日本に住む限り、地震が起きる可能性。 それは「もしも」ではなく、「いつも」あるのです。
だだのアンラッキー、きてくほしくないもの。 そして具体的な防災についての情報からは、怖いから目をそらす。 そう云うことは、起こらないとの想定をする。」のではなく、
イツデモ、起こる、つまり、「地震イツモノート」って、本です。
4冊目は、市がだしているパンフレット。
相模原市に影響のある地震として、東海地震、南関東地震、南関東地域直下の地震とあります。
相模原直下で発生したら、震度6以上。
この場合、我々の周辺で、一体どんなことがおこるのでしょうね。
3,11の時、うちのカミさん、中央林間の本屋さんにいました。
その瞬間、平積みの本が、横に飛んだそうです。
震度7ともなると、食器棚から、お皿が落ちるなんてものじゃなく、お皿が横に飛ぶとか、聞きますね。 縦型のピアノ(300kg)が倒れるのは、勿論、グランドピアノが跳ねたとか。
もっと、いろいろと、考えておかないと、いけないことが沢山ありそうですね。
何方か、物理、数学に強い方、震度6~7の時、我々の身の周りで、どんな事が起こるのか計算、シミュレーションをし、それを映像化できませんかね?