2015年11月12日木曜日
新しい道徳
他人の言ったこと、他人の書いたことをそのまま鵜呑みにする癖のある人は、大変なことになります。 すぐに本をパタンと閉じて、そのまま、捨ててください。」との前書きがあります。
僕も、そのヶが、ありますが、折角、千円も出して買った本ですので、最後まで読んでみました。=い〜やぁ、面白い。=鵜呑み」しちゃったです。
参考図書は、「わたしたちの道徳 小学校一・二年」文部科学省(文溪堂・2014年)だそうです。
小学校一・二年生の子供が電車の席に座ってます。 ある駅で、お爺さんが、乗ってきて、子供の前に立ちました。子供の右隣には、立派な大人が寝たふりをしてます。
「こういうときは、どうすればいいか、みんなで、考えてみましょう」と教科書にあるそうです。(イラスト入りで。)
教科書があって、これにしたがっての授業時間があるってことは、多分、テストがあるのでしょうね。=先生になったつもりで問題を作ってみましょう。
道徳的に正しいものに、○をつけなさい。
(1)右隣の立派な大人を見習って、寝たふりをする。
(2)にっこり笑って、「どうぞ、お座りください。」と席をゆずる。
(3)同じく左隣に、座って、スマフォに夢中の女子高生のお姉さんに、どうするのが道徳的に正しいのか、聞いてみる。
(だって、高校生の人は、こう云う立派な道徳教育を、僕らより長く受けてきて、道徳的にレベルが高いはずだから)
本の最後の方で、タケシさんが提案してます。
「老人には、阿片窟を開放して、気持ちよく死んでいけるようにする。」
俺は、いつまでも生き長らえたくないし、一所懸命働いて、仕事ができなくなったら、阿片窟で、夢でも見ながら死ぬのがいちばんいいと思っている。
年金を削られて、介護保険だなんだってまた金を取られて、苦しみながら生きていかなきゃいけないなんて、いったい誰が決めたんだろう。
なんで、そんなことを他人から強制されなくきゃいけないのか。=死ぬ時期は、自分で決めていいんじゃないの。
国立の阿片窟かなんか作って、年寄りはそこで、死ぬまで自由に麻薬をどうぞってことにできないものか。
人生の最後は、誰もが気持ち良くなって死ねるとなれば、みんな生きるのが楽になるんじゃないか。
いや〜、グッドアイディア=是非、鵜呑みにしたい提案ですが。
(麻薬も経験せずに死ぬのもシャクだ。 一生に一度くらい経験してみたいし。)
アメリカやヨーロッパの国から、「日本人は、野蛮で、道徳的でない」なんて言われそうで、こわいですね。
常に、まわりのことに、ビクビクしながら、自分のことも自分で決めきれないこの国では、まず、無理な話。
病院で、おしめをしながら、胃瘻でもなんでもやって、十分苦しみながら死ぬことになりそうです。
(「笑って、ころり」なんて夢みたいなことには、なりませんよ!)
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6 件のコメント:
面白そう。。。
1000円も出して買った本をタダで借りたいと思っています。
気前よく貸してくれますか?
は~ い、 私の答えは2、です。
なんたって、 人マネは嫌、人に聞くのも嫌、
おバカさんでも我が道を行きたいですので。
は〜い、いつでもお貸しできますが、何時お渡ししましょう?
Qちゃんの心意気は、ともかくとして、(2)は、疑問ですね。
イラストに描かれた子供は、嫌そうな顔をしている」と書いてあります。
自分の心に正直に生きる習慣をつけておかないと、大人になって、問題を起こします。
(3)が、いいですね。 女子高生の綺麗なお姉さんと仲良くなれそうですし。
水爺さん
小学生の行動として3)ってのは中々パンチが効いていて
良いけれど、小学生、プロテクターをつけて聞かないと
危ないかもね―。
ところで、
水爺さん、貴方の場合ですと
隣の女子高生が綺麗でなくっても聞くのですか?
僕は、もう立派な大人ですから、(1)です。
うちの奥様にも、聞いてみました。
彼女も「寝たふりしてたいわ!」と言ってます。
年取ったら、女房の云う通りにしておくのが、一番です。
3番です! と行きたい処ですが・・・
内弁慶で小心者、身内だけの中では、
絶対に3で行きますが、
市井の中では他人の事はお構いなし、
2で行きます。
2で行くのは持って生まれた性格? いや、
親の教育のせいかな?
2、で行く人は間違いなく嫌われ者です。
学生の時、 まったく人に好かれなかったのは
こんな性格だったからと、何時のころか
気づきました。
でも、 良いんです!
嫌われても良いと開きなおっています。
一つ、困ったことに・・・
魅力を感じるのは水爺ご夫婦タイプなんですよねぇ。
楽しい話題、嬉しいなぁ。
アッ、 本、 宜しくお願いします。
何時? え~ と、
本、痛快でした。
ほぼ抵抗なく読みました。
最後の一行「自分の頭で考え、自分の心で判断できる子供を
育てる方が大切だろう。」は、まさに自分で日頃、言い切っている
言葉と同じなので、ちょっと嬉しかった。
我が子が小学校の時、上の学年の男の子達が道の両側に立ち、
紐を張っていました。
「危ないでしょ! 人が気づかなくって通ったら大けがをするよ!」
と諭したのですが、 一緒に居た娘が帰宅してから、
「お母さん、あの子は私の班長さんだからお母さんが叱ると
私が虐められるから怒らないで、」と頼まれました。
その子は頭の良い子だったので娘に危害を加えることも
なかったのですが・・・
読んでいて、自分の子供時代のこと、過去の色んな場面場面が
思い出されました。
ただ、学校での道徳の時間はあったのでしょうが・・
どんな内容だったは全く覚えていません。
道徳的な事はもっぱら、両親から叩き込まれ、
それに反発することも・・・
今の小学校の道徳教育の内容って、 この本の中にある
内容なのですね。。。
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