2011年4月6日水曜日

小さな病院

 地震災害と原発事故が進行する最中、一週間ほど、手術入院してきました。
 病名は、鼠径ヘルニア(脱腸)、年寄りに、よくある病気です。
 盲腸と同程度の手術なので、あまり大きな病院に行くと、助手の格好の練習台にされるとか、聞いたもんで、近くの小さな病院の外科外来で、診察を受け、医者の人相、歳の具合を見て、「先生、貴方が直接、執刀されますか?」と確かめてから、入院をきめました。
=医者のたまごも、手術を重ねることで、一人前なって行くのでしょうから、本当は、僕みたいな年寄りが、練習台を引き受けないといけないんでしょうが。=大学病院のブランドが好きな人に、その辺りは、おまかせして(笑)。

 3月23日、入院。 24日の9:30にオペ開始というスケジュールです。
 24日、9:00 おしりに注射され、同時に点滴開始。 9:25 看護婦さんが迎えにこられ、車椅子に乗せられ、オペ室に出発。
 オペ室では、既に麻酔医(女医)が待っており、手術台に乗せられ、背をエビのように曲げ、背中に麻酔の注射のハリが挿し込まれました。=この程度の手術では、下半身だけの、部分麻酔が普通、らしい。
 しばらくしたところで、女医「これで、麻酔の方は、大丈夫ですが、更に、眠らせましょうか?」、「僕は意気地がないので、眠らせてください。」、女医がうなずくと同時に、意識がなくりました。

 次に、目を開けると、女医さんが僕の顔を覗き込んで、「終わりました。」、僕「今、何時ですか?」「10時半です」。
 手術台に乗って、麻酔開始から、手術時間も含めて、わずか1時間、麻酔のかけ方も必要最小限。
僕「先生、お見事です!」と思わず云いました。 女医先生「ありがとうございます。」

 病室に戻ってからの、スタッフの処置もテキパキしておりました。
 食事などについても、肉のかたまりが、でてきて、「僕は、歯が悪いので、もう少し小さく、切ってほしい」との注文にも、次の食事から、そのように対応されておりました。

 退院の日に朝、院長先生が、病室にこられましたので、
僕「この病院に最初に来たとき、建物が継ぎ足し継ぎ足し迷路のような変な病院だなとの印象でした。
でも、今回、入院してみて、ハードはイマイチだけど、ソフトは完璧に機能していました。 スタッフの皆さんによくして頂き感謝します。」
 院長先生、苦笑しながらも、「ありがとう、ございます。」

 この病院、大学病院が大企業とするなら、さしずめ、町工場の感じなのですが、巨大組織には、まねできない隅々まで、神経がゆき届いている、小さな病院ならではの良さを感じ、退院してきました。

3 件のコメント:

yume さんのコメント...

お帰りなさい(^▽^)
良い病院に出会えて
良かったですね。

kei さんのコメント...

小さな病院で手術を受けるって勇気が
いりますが、ちょっと考えを改めます。
私が大病院を紹介された時はあて先に担当医の名前入りでしたから良かったです。

QQ さんのコメント...

たいそうな病気でないとはいえ・・
(スミマセン!)
水爺さんの態度もご立派ですね。

以前NHKで大病院の医師、看護師さんへの
アンケートで「どんな病院にかかりたいか」
と言う質問で、

小さな病院で医師と看護師の行き届いた
手当がある病院で、 が圧倒的に多かった
のを思い出すます。

なにはともあれ、
おめでとうございます。

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